
早起きは三文の得とはよく言ったものだが、八戸の朝には「陸奥湊駅前朝市」がある。イカ、イワシ、カレイなどの新鮮な魚を、自分で選んで丼に盛り味わうことができる。充電が完了したら、いよいよ「うみねこライン」へ。天然記念物・蕪島をスタートしたら、緩やかなアップダウンを繰り返して美しい海岸線と並走する。古城のような趣の葦毛崎展望台や海水浴客で賑わう白浜海水浴場を抜けると、三陸復興国立公園・種差海岸へたどり着く。一面を芝生で覆われたその海岸は、あの司馬遼太郎をして「どこか宇宙からの来訪者があったら一番先に案内したい海岸」と言わしめたほど。一息ついて海岸線に別れを告げたら長閑な山道ライドを楽しんで。