
津軽人の魂とも呼べる山・岩木山。その雄大さから津軽富士とも称される。その麓にはりんご畑が広がっており、広域農道はいつの頃からかアップルロードと呼ばれるように。40万本のりんごの木が白い花をいっせいに咲かせる頃は、ほんのりと甘いりんごの芳しい香りでペダルを漕ぐの足取りも軽やかに。スタート地点の大鰐までは弘南鉄道大鰐線の「サイクルトレイン」で。列車に自転車をそのまま載せることが可能なので移動も楽々。大鰐は温泉が有名だが、近年注目を集めるのは「もやし」。温泉を利用した栽培法で育つもやしとその伝統料理をぜひ味わって欲しい。もちろん、りんごもお忘れなく。もぎたての生りんごは、間違いなく格別の味だ。